B寸

 先日に続いて製図の話に。今回はもうちょっと踏み込んだ内容に。

‖ 基度になるB寸

 昔の製図の参考書を見るとだいたいB寸というのを基度にして製図が引かれています。このB寸というのはバスト寸法を半分にした数字の事で、例えばバストが96ならその半分の48がB寸になるという具合です。

胸寸式の割出し方
参考:胸寸法の考え方

 そのB寸の”1/3+ゆとり量”で胸の基準線、背の基準線を割り出したりして製図を完成させていくわけです。ジャケットは前、脇、後の3パーツで構成されているから1/3という数字になるわけです。計った胸の寸法を半分にして、それを1/3にわけてゆとりを入れるだけの単純な仕組みだったりします。これがパンツやベストの類だと前と後の2パーツになりますから1/2H(ヒップ寸)や1/2B+ゆとり量で基準線を引くわけです。

‖よりキッチリした配分

 人体を上から見たら、胸と背と脇が同じ割合なのはおかしいと疑問が出てくる方もいると思います。

人台
上から撮影した人台

 人台を上から撮影した画像を見るとよくわかります。人体は1/3できれいに割れるほど丸い体ではなく、どちらかというと長方形に近い形をしています。そこで今度はB寸法を1/8に分けた製図の出番です。前と後は3/8B、脇には2/8Bを割り当てます。 3/8B + 2/8B + 3/8B = B寸という具合です。そしてそれにユトリを入れて製図を完成させます。

 先日大阪の講習に行った際、より細かく分けた○/10Bという数字を使った製図もあると聞きました。驚きです。なんだか関西方面のが細かい感じで製図が行われているようで面白いです。機会があったらB寸からの割出について全国を調べてみたい。

探してみると基本根本的な所を説明してる書物が無かったり。

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